非科学的なことをどう解釈するか
科学では解決できない、データーとして取ることができないものに対して切り捨てて考える人は多いと思う。世の中、データー至上主義である。
血圧の話などは最たるものだと思う。日本人の血圧の正常である適正数値が年々変わっていく。130超えたらどうのっていうアレです。
医者が言うことはすべて正しい?本当にそうだろうか。
適正数値より血圧が高いからと降下剤を飲むように勧められ調子を悪くしている人は思う以上に多いようだ。因果関係については不明だが認知症になったという話はどこでも聞く。なんせ私の親もたいして血圧が高いわけではなかったが、同様の症状となってしまった。昔の人(昭和以前の人と思ってください)の中には血圧170以上とか今でいえば異常数値の人は薬も飲まずに普通に暮らしていたものです。
ここで知っておくべきことがあります。人の身体というのは皆同じではありません。その人なりの調整が自動的に体内で行われていることに気づくべきです。つまり世間的な適正数値がその人に合っていない場合もあるということです。もちろん適正内であることで、多くの人が健康状態を保っているのも事実です。それらのことを踏まえると最終的な判断は医者ではなく、自分で判断すべきこともあるということです。自分にとってどうなのかです。
ちょっと話がそれますが、レイ・チャールズという有名なピアニストがいました。1950年代にソウルミュージック創った第一人者です。彼は子供の頃、緑内障になり視力を失いました。普通なら考えられないと思われますが、街の中をその状況で自転車に乗って遊んでいたのです。それは視力の代わりを他の機能(五感)が果たしていたことになります。また彼の母親も目が見えないという扱いを一切しなかったということもあるでしょう。このことについて詳しい話を知りたい方は自伝や「レイ」という映画を観てください。このように人の潜在能力というのはすごいものがあるのです。機能しないものの替わりに何かが代用することもできるということです。
これを科学的には無理とか数値がどうので、あきらめてしまうのはもったいないことです。その人なりの個体の特性や能力や努力で乗り越えられるものが誰にも備わっていることを忘れてはいけません。
先生や医者、親や家族、友達に言われたことでも正しいことばかりではない。SNSの情報だけでそれが真実だと思ってはいけないのです。
その判断をするためには自分のことをもっと知ることです。