過去を笑うな
若い人たちから過去の文化を見ると滑稽に思えることばかりだろう。
昭和に生まれた人でさえ苦笑することがたくさんある。
そして平成生まれでさえ、令和になって思うとありえないと思うことが出てくる。
そういつの世も未来人からは笑われる世界なのです。
裏を返すと「滑稽に見えることを笑うな」なのである。
その時代にはその時代なりの文化があり、そういうことの繰り返しが人間の歴史でもある。
それはひょっとしたら進化ではなく、退化かもしれない。
それでも人間は前に進まなければいけないわけだ。
過去を茶化す番組なども多い。
そこには大きな優越感を映し出している。
「この人たち〇〇じゃないの?」
「ありえない」
そういう言葉が連発する。
自分たちを優位に見て、人を判断する。
今の時代の縮図と同じではないだろうか。
いつの世もこの繰り返しになりがちなのだろうが、その文化の上に成り立っていることも
多いということを認識しながらとらえていくことは大事だろう。
笑われる姿。
それは我が身でもあることを。