小説「三日間の同窓会」
学校という場を卒業してからあなたは何年経ちましたか。
その頃のことを考えると思い出す人はいますか。
その人は元気ですか。
人の記憶は思っている以上にあいまいです。
自分の記憶の中では間違いないとずっと思っていたことも当時の人と話すとそうではなかったことが見つかることがあります。
謎だったことや不思議に思っていたこと、気になっていることの一つや二つ誰もが持っているはずです。
知りたいと思っていること、今も聞けずにいることもあるでしょう。
この小説はあなたの閉じたままの過去の扉を少しだ開け、開放してもらうために書きおこしました。
何か手つかずのままになっていることに少しだけ触れてみる機会を自分に与えてみませんか。
この小説に登場する学校は私の母校をモデルにしています。そして今年2023年春をもって統廃合され無くなります。
まもなく最後の3年生が卒業して学校としての役目を終わらせます。
実はこの小説は数年前に出したものですが、そのような節目を前に告知して欲しいとの声があり、再度電子書籍をアップしました。
すべての母校を卒業したみんなに何かが届けば幸いです。
また全国の統廃合を経験した卒業生や親交のあった友人を亡くした方にはぜひ読んでいただきたく思います。