人間関係のサンクスコストの誤謬
すでに起きてしまった出来事に対して無理な状況なのにどうにかできないかと回収不能なのがわかっていて時間やコストをかけることをこのように言います。
せっかくここまでやってきたのだからと、それまでにかかった費用や時間が無駄になるとさらにつぎ込んでしまうことというのはいたる所であります。
すでにこれらは意思決定に誤りがあることなのです。そこから撤退することがベストなのですが、それができない状態になっています。
今更、後戻りはできない。
勇気ある撤退などという言葉がありますが、人はその選択をすべき時があります。
長い年月をかけて親交があった人、思い入れのあること、仕事などここまでやってきたのにすべてが無になってしまう。そう思うと人は撤退することに躊躇します。人間関係で言えば「腐れ縁」などという言葉が使われることもあります。
時間の経過が長いほど人は未練がつきまといます。
それが足かせでこれからの人生を歩くのであれば、すべてを清算して一から歩き始めることは必要なのです。辛いのはわかりますが、そういう考えがあなたの中をよぎったということはおそらく潮時でもあるのではないでしょうか。