人は知らず知らず周りの影響を受けている
自らの意思決定は自分の判断で行っている。
本当にそうなのだろうか。
意思決定は物事を論理的に考えて結論出している場合と直感的に判断している場合があげられます。
いずれの場合も実は直前に見たものや聞いたこと、数字や印象に引きずられていることも多くあります。
たとえばCMなどで見た商品はスーパーなどで買い物している時に目に付いてしまう。
それがCMの狙いであり、誘導が生じています。
これなどは自らの判断に偏りが起きてしまっている一例です。
このように身の回りにあることは無意識に何かの影響を受けていることに気付かず、
何度も繰り返され見聞きした結果、すでにその決定は自分の意志判断ではなくなっていることもありえます。
周りの人たちの声、目に付いた数字、著名な人の発言などをすべて正しいものと思い込んでしまうのは
無防備過ぎると言えます。
何らかの悪意のあること、誘導させる内容などが含まれている可能性も十分にあるからです。
SNSでのフェイクニュースを信じてしまうことや切り取られた文章の一部だけで判断してしまうなどは
日常茶飯事となってます。
今の時代は情報があふれ、それらを個人ですべて取捨選択するには困難を極めます。
ではそのリスクを最小限に押さえるのにはどうしたらいいのか。
あなたの思考法のウイークポイントを個人で判断するチェック方法は「思考癖」を知ることです。
ある事象について・・・たとえば
こういう考え方をしがちである。
思い込みが強い。
せっかちな性格。
回答を先延ばしすることが多い。
そのことはすでに知っているなどと確認を怠る。
このような考え方の中に思考のリスクが潜んでいます。
自分の思考の欠点は今までの経験値から気づくのはさほど難しくないと思います。
わからない場合は友人知人から聞いてみるのも一考です。
その思考癖を思い出すことによって踏みとどまること、あるいは前に進むことがより速やかに
なると思うのです。